2024年04月25日 10:00~17:00 , 上田 秀朗先生 :092-863-2966 PDF
福岡歯科大学同窓会主催 第42回ハンズオンセミナー
歯内療法は、卒後間もない歯科医師が臨床において最初に突き当たる大きな壁となる。
大臼歯の根幹治療にかなりの時間を費やし、理想とかけ離れた術後に自信を喪失した先生も多いと思う。
私は、まず歯内療法、歯周治療、補綴治療などの基礎的治療を基本に忠実に行うことが大切であると考え実践に努めてきた。
もし、根幹治療に不備があれば、どんなにすばらしい補綴装置が装着されようとも、それは砂上の楼閣となってしまう。
全顎的な歯科治療においては、一本の根幹治療のエラーが治療計画全体に影響を及ぼすことさえある。
正確な診断力と手技を身に着け、根幹治療の予後を客観的に評価することで、その成功率を1%でも上げたいと考えている。
今回は歯内療法の予知性を高めるために私が行っている臨床的なアプローチを紹介させていただきたい。
■講義
抜髄の留意点、根尖へのスムーズなアプローチ法
レントゲン、CTによる診査・診断
パーフォレーションの対応、根尖病変の治し方
様々な難症例への対応 他
■実習
アクセスキャビティ、根管拡大、根管形成
根管充填の勘所